たまりば

多摩の地域情報 多摩の地域情報八王子市 八王子市

2023年09月19日

セイコーダイバーズ55周年記念。継承と進化を体現するデザイン復刻三部作

セイコー プロスペックスから、セイコーダイバーズの55周年を記念した数量限定のコレクション(全3機種および同3機種をセット販売するトリロジーコレクションボックス)が2020年5月~8月にかけて国内、海外で順次発売されます。

 セイコー プロスペックスは、ダイビングやトレッキングなど、スポーツやアウトドアシーンに対応する本格機能を備えたスポーツウオッチブランドです。その中でもブランドを象徴するダイバーズウオッチは、1965年に国産初のダイバーズウオッチとして誕生して以来、独自のテクノロジーを搭載したエポックメーキングな商品を次々と世に送り出してきました。50年以上に渡って弛まぬ進化を続け、世界中のプロフェッショナルダイバーや冒険家から高い評価と信頼を獲得しています。また、JIS(日本工業規格)やISO(国際標準化機構)におけるダイバーズウオッチ規格制定には、セイコーが技術開発の基準にしてきた性能規格が大きく貢献するなど、セイコーは常に世界をリードし続けてきたダイバーズウオッチのパイオニアです。

 セイコーダイバーズウオッチの進化の過程は、国産ダイバーズウオッチの歴史そのものです。セイコーが1965年に発売した国産初のダイバーズウオッチは、1966年から4回に渡って、南極観測越冬隊の装備品として寄贈されたことで知られていますが、1968年に発売した世界最高水準の10振動ハイビート300m空気潜水モデルと、1975年の世界で初めてダイバーズウオッチにチタンケースを採用した600m飽和潜水(※1)モデルもまた、ダイバーや冒険者たちと数々の極地へと赴き、その信頼性を実証してきました。

 そして、誕生から55周年を迎える2020年、革新の商品史にふさわしい特別なアニバーサリーモデルが発売されます。

 セイコーダイバーズヒストリーのマイルストーンである、1965年から1975年までの3つのヒストリカルモデルをベースに、55周年にふさわしいスペックとデザインにアップデートした数量限定のコレクションです。

 本コレクション最大の特徴は、腕時計の外装素材として、世界最高レベルの耐食性を備えたステンレススチール素材「エバーブリリアントスチール」をケース部品に採用している点です。この素材は、一般的な高級時計に使用されているステンレススチール材を上回る耐食性(※2)と白く美しい輝きを放つ審美性を併せ持ち、腕時計ケースとしては、世界で初めて(※3)採用された素材です。

 従来、海洋構造物や化学・食品系プラントなどの塩化物含有環境(海水や工業的に塩化物イオンと接する環境)にさらされる設備などに使われてきた素材ですが、腕時計のような装身具に求められる要求品質を満たすことは困難でした。しかし、いつの時代も困難な課題を克服することで進化してきたセイコーダイバーズにとって、55周年の集大成と未来に向けたさらなる進化にふさわしい挑戦であると捉え、従来の製造工程を一から見直したことで、実用化に成功しました。

 本コレクションでは、キーカラーに「ブルーグレー」を採用。揺蕩う水中にあって、徐々に光を失い、未知の世界へ誘う深海の美しさや神秘性をダイヤルやストラップのカラーで表現しています。


■1965メカニカルダイバーズ 復刻デザイン
 1965年、国産初のダイバーズウオッチとして発売されたオリジナルモデルは、セイコー特殊時計開発の原点といえます。

 本作では、オリジナルモデルにオマージュを捧げ、発売当時に装着されていた「TROPIC(トロピック)」と呼ばれるファブリック調のラバーストラップを強化シリコン素材で実現し、オリジナルの意匠を可能な限り再現しています。

 一方で、ケースには「エバーブリリアントスチール」を、搭載するムーブメントには、雫石高級時計工房(※4)において製造され、毎時36,000回(毎秒10振動)という高速振動により、安定した携帯精度を実現するダイバーズウオッチ専用のメカニカルハイビートキャリバー「8L55」を採用するなど、現代の高級機にふさわしい美観と耐久性を与えています。


■1968メカニカルダイバーズ 復刻デザイン
 1968年に発表したオリジナルモデルは、当時としては世界最高水準の10振動ハイビートムーブメントを裏ぶたのないワンピース構造の300m防水ケースに搭載した画期的なモデルでした。1970年には日本山岳会の植村直己、松浦輝夫の両氏がエベレスト登頂にこのモデルを携行し、高い信頼性が実証されるとともに、今日ではプロテクターつきモデルと並んで、セイコーダイバーズウオッチの代名詞にもなっています。

 本作では当時空気潜水仕様だった防水性能を飽和潜水仕様にスペックアップするだけでなく、「SBEX009」と同様に、「エバーブリリアントスチール」を採用したケースに、現代のメカニカルハイビートキャリバー「8L55」を搭載することで、2018年にジュネーブ時計グランプリ「スポーツ」部門賞を受賞した復刻モデルを超えたアニバーサリーモデルに仕上げています。


■1975メカニカルダイバーズ 復刻デザイン
 1968年、広島県呉市に住むプロフェッショナルダイバーからセイコーに一通の手紙が届きました。それは「現在市販されているダイバーズウオッチは、300m以深の深海潜水において、高圧ヘリウム混合ガスを呼吸気体として用いる飽和潜水システムには耐えられない」という内容でしたが、セイコーではこの投書に対して完璧な答えを出すために開発プロジェクトチームを結成。長年にわたる研究開発の末、1975年に世界で初めてチタン製ケースを採用した600m飽和潜水ダイバーズが完成しました。

 チタン製プロテクターを二重構造のケースの外側部分に用い、世界最高峰の水密性、気密性、そして耐食性や耐擦傷性などの耐久性能が盛り込まれた革新的なこのモデルは、ケースのみならず、水中での装着性と安全性に配慮した蛇腹式ポリウレタンストラップなど、外装だけでも23件の独自技術(特許、実用新案、意匠登録)を有しています。

 現代においてもセイコーダイバーズの顔として君臨する、プロテクターつきモデルですが、本作では、ベゼル素材に「エバーブリリアントスチール」を採用。加えて、純鉄製のダイヤルを備えることでJIS規格における耐磁2種を上回る40,000A/mを叶え、最高峰のプロフェッショナルツールにふさわしいスペックを実現しています。

■世界限定100セットの「トリロジーコレクションボックス」
 本コレクションでは、個々のモデルの発売に先駆け、深海に沈むダイバーズウオッチをイメージした特別なデザインのスペシャルボックスに、裏ぶたのシリアルナンバーを統一した上記のアニバーサリーモデル3本に加え、ブラックの強化シリコンストラップがそれぞれのモデルに付属する「トリロジーコレクションボックス」が2020年5月22日(金)に希望小売価格2,000,000円(税抜)で発売されます。55周年の節目にふさわしい特別感を一層醸成する、希少価値の高い世界限定100セットの商品です。

■1965メカニカルダイバーズ 現代デザイン
 復刻デザインの発売とあわせて、1965年のメカニカルダイバーズをベースとした「現代デザイン」モデルをリニューアル。従来のモデルよりも腕なじみの良いサイズ感とスリムなケース形状は、これまで以上に幅広いシーンに対応可能な汎用性の高いデザインに仕上げられています。デザイン復刻コレクションと同様に、アニバーサリーモデルのキーカラーである「ブルーグレー」のダイヤルを携え、ダイヤルと同色の強化シリコンのオプションストラップが付属する数量限定モデルです。

  • Posted by ishchenko111 at 18:21│Comments(0)
    上の画像に書かれている文字を入力して下さい
     
    <ご注意>
    書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
    削除
    セイコーダイバーズ55周年記念。継承と進化を体現するデザイン復刻三部作
      コメント(0)